花粉症の身にはつらい季節になった。3月のはじめくらいから、花粉の飛散量が多くなったらしく、私も目の痒み、鼻炎、さらには顔が赤くなり熱を持つなどの症状に悩まされている。10年ほど前に突然発症し、以来長い付き合いになってしまった。突然治ることもあるらしく、そうならないかなと期待してはいるものの、なかなかそうはいかず、病院に行って、目薬、点鼻薬、内服薬等、色々もらってなんとか耐えている。
さて、いよいよ暖かくなって、メバルも各地で上向いてきているようである。今晩は潮は小さく、月が大きく、あまりいい条件ではないものの、行ってみなけりゃわからない、もしかすると爆釣するかもと、いつもの病気が出てしまう。
久しぶりに宇野沖に行くことにする。途中、平井のわたなべ釣具に回って、シロウオと青虫を500円ずつ買う。ハローズで夕食を仕入れ、児島湾大橋を渡って、宇野に向かう。
5時40分頃、駐車場に到着。早速準備をして乗船場に向かう。私の他にはお一人だけ。聞くと初めて来たとのこと。屏風の波止に行くという。私もそこが第一候補だったのだが、先に言われたので譲って、船長に「メバルじゃけど、どこがえんかな。」と聞いてみる。船長はしばらく考えて「なんともよう言わん。チヌなら簡単じゃけど今のメバルはわからん。」とのこと。それではと、「六郎島。」というと、「誰か上がっとった。」
結局、前に一度行ったことのある喜兵衛島の波止に決めた。喜兵衛島の波止はおととしの9月頃行ったことがあり、その時は、チャリコ1匹(放流)のど貧課に終わっている。ただ、ガイドブックには、メバルは数、型ともに期待できる好釣り場と書かれている。流れも速い場所なので、今夜あたりはちょうどいいかもという気がした。
波止先端付近に陣取り準備をする。始めは浮き胴付きで、いろいろ探ってみるがあたりなし。電気浮きの接触が悪く、投入すると消えて上げるとまた点くを繰り返している。しばらくその浮きで辛抱していたが、さすがに切れて、いつものトビコンに変える。
波止先端から屏風島方向に投げると、ゆっくり、足元に流れてくる。なかなかいい潮だ。と思っていると、波止から竿1本ほど沖で浮きが入った。半信半疑であわせると、いい手ごたえ。上がってきたのはなかなかの良型メバル。今日はいけるかもと期待が高まる。次も当然、同じ辺を狙う。
が、何度流してもあたりなし。1匹だけのはぐれメバルだったか。そう思いながら、仕掛けを巻き上げていると、抵抗がある。竿先に糸が絡んだようだ。竿を振って再度巻こうとした時、ガクンといういやな手ごたえ。もしやと思って竿先を確認すると、見事に折れていた。やっちまったか。もう少し慎重にやればよかった。今日、はじめて使った4.5mの竿はメバル1匹を釣った後、監督の荒い使い方によって、降板せざるを得なくなった。
ちなみに、この竿は、浮きを遠投するなら、5.4mよりも4.5mの方がいいんじゃないという釣友のアドバイスで、わたなべ釣具で買ったものだ。浮きの飛びは、たいして変わらないという印象だったが、頭上に常夜灯の電線があるこんな波止では、非常にいいなと思った。折れた竿は翌日さっそく、わたなべ釣具に持ち込み、腕のいい店長に直していただいた。しかもガイドがそのまま使えたとのことで無料だった。
さて、このハプニングを機にルアー竿をセットし、ルアー釣りを試して見ることにした。水深もあり、常夜灯があちこちにあって、港内の水面は明るく、ルアーの練習をするには最適である。1グラムのジグヘッドに夜光のピンテールをつけたものを投入する。いつも、大きな浮きをこれでもかというぐらい遠くに飛ばしている感覚からすると、ジグヘッドの重みというのは、ゼロに等しく、どっちに飛んでいったのかもわからない。
竿先の道糸の方向で判断し、数カウントした後、ゆっくりと巻いてみる。それを数回やってみるが、何の反応もない。どうもルアーは合わない。どの辺りにルアーがあるのか検討がつかない。昼間、練習して感覚をつかまないと、いきなり夜やるというのは無理があるかもしれない。
いつもの5.4の竿を出して、胴付きをやってみる。水深のある場所なので、一応底周辺も探ってみないとという考えからだった。しかし、ことりとも言わない。
9時40分納竿。帰りに屏風の波止に上がった方に聞いてみたが、さっぱりだめということだった。月も雲に隠れていたし、何が悪かったのか。まだ、食ったり食わなかったり、むらがあるんだろうなと思いながら帰路に着いた。
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