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初釣り 三重県尾鷲 ドマクラ 2016.1.9



平成28年がスタートしました。新年早々、株式市場の下落が続き、さる年に相応しい騒ぐ年になっています。私にとっては、名古屋に来てから初めての年明け、今年から本格的に名古屋での生活が始まります。
皆さんへのご報告が遅れましたが、私事、昨年11月1日付けで名古屋勤務になりました。単身赴任です。昨年は宿舎にしているマンションの備品の整備や、挨拶回り他で、釣りどころじゃない状況だったのですが、2カ月経って転勤直後のばたばたがようやく落ち着き、正月休みには、初めて名古屋の釣り具店に行ってみたり、名古屋での釣り体制の構築を開始したところです。グレ釣りの道具一式を岡山から名古屋に送って、レンタカーの会員になり、餌屋さんも調べて準備万端整えました。そして遂に行ってきました。詳細は後ほど。



20時前、近くの店でレンタカーを借りて、住んでいるマンションに隣接する駐車場に停める。尾鷲の宮城野渡船さんに電話して予約する。コマセのルールを確認したところ、集魚材を使うのは自由だが、殆どの人はボイルオキアミだけでやっているとのこと。それを確認してから、釣りエサ市場尾鷲店に電話して、ボイルオキアミⓂ︎3kgを3枚、解凍をお願いする。
出船は5時半、少し早いが1時に出発する。カーナビをセットして名古屋での初運転、名古屋高速から東名阪自動車道を経て伊勢自動車道の尾鷲北ICで下りる。下りて、最初の信号を直進すると左手に餌屋さんがあった。その向こうにはファミリーマートもある。なんと便利な。まずファミマで朝めしと昼めしを調達、その後、予約していた餌を受け取る。バッカンに餌を移して、大き目のビニール袋にバツカンを入れてトランクに積む。こうするとオキアミの匂いが抑えられる。
渡船の天満浦まではすぐ、しかし真っ暗なので、すぐそばまで来て少し迷う。偶然渡船が見つかり、その前の駐車場で、少しだけ仮眠。
5時前起床、ウェアに着替え準備する。周りにも釣り人の姿がたくさん見える。渡船の前に道具を持っていく。釣り人が20人以上集まっている。ロープで船を引き寄せ、お互いに協力して乗船する。室内のキャビンは無いらしく、外の長椅子に皆さん座っていく。
5時半、船長が来てエンジンを掛ける。独特のエンジン音、ポンポン船のような趣でと言えばいいか。港の中を微速前進、港を出てもゆっくりとした船脚で進んでいく。空を仰ぎみれば満天の星空、月明かりも無くたくさんの星が見える。北極星を見つけ方角を判断する。船は尾鷲湾内を真東に進んでいる。
30分程してエンジンの回転が落ちた。目を開けると少し明るくなっている。右手に大きな磯が見える。水平線の上が淡い朱色に染まっている。間も無く日の出か。心配していた風もさほど無く、船も殆ど揺れない。船は右手の磯を通り過ぎて左に舵を切った。程なく、船長がマイクで名前を呼んだ。呼ばれた人は船首に荷物を上げて下りる準備をしていく。二組目に私の名前が呼ばれていたらしく慌てて下りる。一字間違えて呼んでいたので、自分とは思わなかった。磯付けは押し付けでは無いので、タイミングを見て飛び渡る。荷物も手渡しするのではなく、自分が全部担いで下りるスタイル。相当注意しないと怪我人が出そうな方式だ。海が静かで、船の揺れも無かったので、難なく磯に渡ることができた。
同じ磯に下りた3人で協議して釣り座を決める。私は船着から釣ることに。



ちょうど日が出て、だいぶ明るくなる。薄明かりの中で仕掛けを作る。道糸3号、浮きはB、ハリスは2.5号、ハリスにガン玉を段打ちして深場でじっとしている寒グレを狙う仕掛けにする。
コマセを打って仕掛けを入れる。潮は左から右にゆっくり流れている。釣り座の右手に大きな溝があって、そこにうねりが打ち付けて、サラシができている。磯釣りの雰囲気を最高に味わえる。


1時間程何も当たりが無い。一番最初に下りた2人組の1人が竿を曲げている。玉を出していたので、まずまずの魚を上げたんだろう。こっちも頑張らないと。
持ってきた航空写真で釣り場を確認する。左手で釣っていた人が来てくれて、一緒に見てくれた。ここはドマクラという磯とわかる。なかなかの一級ポイントという書き振りだ。それがわかってますます気合いを入れるが、一向に当たりが無い。他の方の竿も曲がった様子が無い。
一息付いて周りを見渡す。快晴で雲一つ無い。風がそよそよと吹いてとても気持ちいい。右前には沖の寺島が見えている。さらに右手に目を向けると三ツ石が遠くに見えている。本当に素晴らしい釣り日和。後はグレを釣るだけ。



浮き下をいろいろ変えたり、ハリスのガン玉を変えたり、釣り座を移動してサラシの中を流したり、手を尽くすが、グレの当たりは無い。12時になったので、弁当を食べる。暑いほどなので、中着を脱ぐ。下着一枚だけでちょうどいい程の陽気だ。
再開すると潮の流れが反対になっている。干潮を過ぎて満ち上がりだしているようだ。海の状況が変わったのに期待して、最後の1時間全力で釣る。が何も当たり無し。1時半納竿。2時前に迎えの船に乗り込み、べた凪の尾鷲湾を港に向かって帰る。



帰って渡船代を払う時、船長から尾鷲のグレ釣りの流儀について話があった。それは釣り雑誌などに載っている主流の釣り方とはかなり掛け離れたものだったが、釣果を上げている人はそのやり方の人が多いということだ。次回は騙されたと思ってそのやり方を試してみるかな。
何も釣果は無かったが、全般的に良くなかったようだし、天気は良く風も無く海も凪いでいていい初釣りだった。

ということにしておこう。






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コメント

はじめまして、岡崎市の会社員です。
もう少しで寒グレのシーズンですね!
今尾鷲はイガミ(ブダイ)ばかりで
もう少し水温が下がると、型の良い
グレが釣れ始めると思いますよ!
お互い頑張りましょう‼︎

投稿: shimo | 2016年11月 6日 (日) 午後 10時40分

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