ヒラメ釣り

2009.10.31(土)ヒラメ《日本海 美保関沖》その2

朝方寒かったが、太陽が出てくると暑くなった。レインウエアーと防寒の下着を脱いで、シャツ1枚になる。大きなクラゲが漂っている。かのエチゼンクラゲだ。実物を間近に見て、その大きさに驚く。

船長は頻繁に小移動、中移動を繰り返す。一流しごとに、誰かが何かを上げる。チカメキントキ、マハタ、アオハタ、ウッカリカサゴ、クロソイ、ツバス、マトウダイ、アコウ、そしてヒラメ。Kさんがヒラメを釣って全員型を見た。

私はシマノの幻波ヒラメ295を使っているが、この竿調子はいいが、ガイドが旧式なので、ラインが頻繁に絡む。うっとおしいと思っていたら、ガイドに絡んだまま根掛りして、竿が海中に引き込まれ、2番ガイドが折れてしまった。仕方がないので、サブロッドのダイワの剣崎に替える。この竿はヒラメ専用仕様ではなく、タイ、ヒラメ、イサキ用となっている。

昼過ぎ、右舷側でヒラメが連発する。すごいなと思っていたら、私にも来た。玉が間に合わないので、船長が手で上げてくれた。さっきのよりやや大きい。親針が口の奥にがっちり掛かっていた。

その後も根掛りには苦労する。持っていったおもり10個を全てなくし、Kさんから借りる。根魚がエサを喰った後、人口漁礁の隙間に潜り込むようだ。その時、ハリスだけでなく、おもりの方も切れてしまうことが多い。人口漁礁というものがどんな形状なのか知らないが、本当によく根掛りするものだ。ただ、漁礁から離れると魚がいないらしくあたりが遠のく。ここでの釣りには根掛りがつきもののようだ。

気がついてみると、私が2枚で最下位になっていた。最後に元気のいいアジを付けてやっていると、グーンというあたり。合わせると紛れもないヒラメの引き。姿からは想像できない強い引きだ。電動リールが過負荷で止まる。上がってきたのは思っていたより小さなヒラメだった。これで3枚目。珍しいアカヤガラまで釣れる。

15時前沖上がり。なんやかんやでクーラーの中は賑やかだ。

Hさんによれば、今年は大きいのが少ないという。去年は70センチオーバーが数枚出ているし、その前年は85センチ、6キロ台の大物も上がっている。今日もKさんが竿を伸されて8号のハリスを切られたらしい。相当な大物がいるようだ。

今日は天気も良く、魚もよく釣れて楽しい釣りだった。他の皆さんは今シーズン3回目ということだが、今日が一番よかったそうだ。

ヒラメ58センチ~。1.8、1.4、1.3キロ。

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2009.10.31(土)ヒラメ《日本海 美保関沖》その1

急に寒くなりましたね。風邪など引かないようにお気を付けください。わが家の娘たちの学年も今日で学級閉鎖になってしまいました。新型インフルエンザがすぐ近くまでやってきています。

そんな中、日本海までヒラメ釣りに行ってきました。

=========以下は釣行記です。***********

午前1時50分、目覚ましの音で目を覚ます。昨夜は10時前に寝床に入ったが、うとうとするだけでなかなか寝付けなかった。なにしろ、久しぶりのヒラメ釣りである。横浜に住んでいた頃は、三浦半島の小網代、千葉の銚子、茨城の日立など、何度かヒラメ釣りに行ったことがあったが、岡山に転勤になってから沖釣りそのものから遠のいてしまっていた。今回、会社の方から声を掛けていただき、今日の釣行となった。

3時前に市内のHさん宅付近の駐車場に集合。総勢4名。Hさんの車に道具を積み込み出発。米子道で日本海へ。途中、業務用の氷を購入。各自のクーラーに入れる。今日は、Kさんの助言で50ℓの一番大きいクーラーを持ってきた。いつも車の後ろに積んでいるが、3年に一度位しか出番のないクーラーである。Kさんに寄れば、去年は70センチ以上のヒラメが何枚も釣れたそうで、小さなクーラーではとても入らないというのである。今回の場所は、ヒラメの他にも、根魚の大きいのが来るのだそうだ。話を聞いていると、50ℓのクーラーでも小さ過ぎる気がしてくる。

6時前、港に到着。車から出ると結構寒い。レインウエアーで身を固める。港の波止の外側にエギングのグループがいて、見ている前で良型のアオリイカを上げる。波止には墨跡がたくさんある。次回はエギングロッドも持って来たい。

6時半、船長が自転車でやってきた。船に道具を積み込む。結構大きな船に4人だけ。関東の感覚から言えば、随分ゆったりした配置だ。私は左舷ともの釣り座になる。早速、道具をセットする。出航と思ったら、船長が携帯電話を忘れたので取りに行ってきますと帰ってしまう。間もなく戻ってきていよいよ出航。

港から出るとやはりうねりがある。瀬戸内海とは違って、太平洋や日本海はべた凪ぎといっても2~3mのうねりがある。うねりと波がどう違うか定義はよくわからないが、うねりは波の波長が大きいものと理解している。今日のうねりも波長が20~30m位のものだ。そのうねりを切って船は心地良く北へ進んでいく。40分ほどでスピードを落とし、潮回りして船が立って、釣り開始。

エサは活きた小アジ。15センチ程の小さなアジだ。親針を上あごに、孫針を尻びれの近くに打つ。アジが元気に泳ぐことを確かめて、リールのクラッチを切る。水深60m。底を取って少し切る。この辺りは人工漁礁が入っており、その際を釣ると聞いていた。竿を通しておもりが底を叩く感触が伝わるが、固い感じがする。根掛りも多いと聞かされていた。確かにそんな感じだ。最初、あたりがなく移動する。船長は、魚探を覗き込みながら、慎重に船を操る。ポイントに来ると、「よしここだ!やって」と言いながらブザーを鳴らす。このブザーを合図に皆一斉に仕掛けを下ろす。

何流し目だったろうか、それまで沈黙していた私の竿に明確なあたりが来た。ヒラメはしばらく待ってから合わせるのがセオリーなので、ちょっと待っていると竿先をグーンと持っていく。竿を起こすと手ごたえあり。あまり大きいものではないようだ。電動で巻き上げる。やがてカウンターが0mになる。船べりを覗き込むと、水面下に白い魚が見える。ヒラメだ!私の動きを見守っていた船長がうれしそうに「ヒラメが上がってきた」と玉ですくってくれる。50センチほどのまずまずのヒラメである。早々とヒラメを釣ることができてほっとする。

  ##### その2に続く。&&&&&

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